法輪功について

  法輪功(法輪修煉大法とも言う)は李洪志先生が創り出された佛家修煉大法です。19925月伝え出されて以来、わずか7年間で一億以上の愛好者を引き付けました。中には、農民、労働者、ビジネスマン、軍人、教師、学生などもいれば、国家幹部、マスコミ関係者、技術者や医療関係者もいます。更に、数多くの政府部門と軍事部門の幹部や専門家、学者、及び芸能界の有名人も愛好者です。早朝、各地の公園や空き地に修煉者の姿が見られます。

  法輪功はなぜこのように素早く、広範囲に伝えられたのか、またなぜそんな高い人気を呼んだのでしょうか。その答えは実に簡単です:正統修煉功法であるため、法輪功は多くの人々に極めて大きな利益をもたらしたからです。

  多くの人々に法輪功を理解してもらい、多くの人に修煉の縁をもたらすため、この文章をまとめました。どうかご参照ください。

一、法輪功功法の特徴:

 1、法輪功は佛家修煉の一法門ではありますが、佛教ではありません。佛家功法は佛教功法ではありません。法輪功は「真・善・忍」という宇宙の最高特性への同化を本に、宇宙演化原理に基づき修煉する功法です。正道大法を修煉します。

 2、法輪功は心性の修煉を強調します。心性の修煉は功を伸ばす鍵であり、心性の高さが功の高さである。心性には以下のことを含まれています。徳(徳は一種の白い物質)と業力(業力は一種の黒い物質)の転化、忍耐、悟、常人の欲望と執着心の放棄、苦中の苦への忍耐など様々な修煉すべきものです。修煉の全過程は即ち人の執着心を放棄させる過程です。

 3、法輪功は完璧な一揃いの性命双修の修煉功法です。心性を修めるほかに、同時に命も修めます、即ち動作(五つの功法)も煉功します。心性を修めながら、煉功するのです。煉功に先立ち、心性を修めます。動作はあくまでも圓満成就に至るまでの補助的な手段であり、心性を修めず動作のみの煉功では功が伸ばせません。動作を練習せず心性のみの修煉は功力の向上を妨げ、身体を変えることができません。今昔多くの人々は長く煉功しても功が伸びなかったが、法輪功を修煉してから、功が動作をするだけで伸びるものではなく、心性を修めてから伸びるものであり、心性の高さは功の高さであるという理を知りました。今まで煉功しても功が伸びないには二つ根本的な原因があります。高次元の法が分からないために修煉ができないことと、内に向かって修煉せず、心性を修煉しないので、功が伸びない、この二つが原因です。

 4、法輪功は法輪を中心として修煉します。法輪は霊的な、絶えず回転している高エネルギー物質です。毎日24時間止まることなく回転しており、自動的に修煉者の煉功を補助しています。つまり、煉功していない間でも、法輪は絶えず人を煉っています。これは今まで全世界の修煉法門の中で、唯一の「法が人を煉る」修煉法門です。

 5、法輪功には以下の八つの特徴があります。

  (1)法輪を修煉するが、丹を煉らない、結ばない。

  (2)煉功していない間も、法輪は人を煉っている。

  (3)主意識を修煉するため、自分が功を得る。

  (4)心性を修めるばかりでなく、命も修める。

  (5)五つの動作功法は簡単に学習できる。

  (6)意念を使わない。間違った方向へずれることから修煉者を守る。功が速く伸びる。

  (7)場所、時間、方向を問わず方位にかかわらず煉功する。また煉功を終了する時の動作にもこだわらない。

  (8)先生の法身は危険から修煉者を守っているので、外からの邪魔を恐れることはない。

 6、《転法輪》は修煉を指導する大法です。法輪功は圓融明慧で、動作は簡単です。正道の修煉は簡を極める易を極めるものです。理論上、今までの修煉法と根本的違っており、各家、各流派の丹を煉る説とも異なります。法輪功の功理功法は全て李洪志先生の著書《転法輪》に詳述されており、《転法輪》を何度となく熟読することが法輪功の主な修煉内容と形態であり、修煉に欠かさない日課です。

 7、法輪功の修煉形態は法を学ぶこと(つまり《転法輪》を読むこと)と、集団煉功することにつきます。学習者は修煉の感想と体験を交流し合い、共に向上することを図るのです。

二、法輪功修煉の社会的効果

 主に以下三つの面から反映されています。

 1、道徳の昇華、どこにあってもいい人になるように努める。

  法輪功の修煉は人心を真っ直ぐにさすもので、修煉者がまず常人社会のいい人、善人になることを求めます。常に慈悲心を保ち、恨み心を持たず、苦を嫌がらず、どんな時でも他人のことを優先に考え、無私無我の境地まで昇華します。心性の修煉が第一で、心性の高さは功の高さです。これは絶対的な真理です。したがって、法輪功の修煉者は皆自ら功法の要求に従い、宇宙最高の特性である「真・善・忍」に同化し、自分に厳しく、他人に優しく、自分にも社会にも責任を持って振る舞います。職場で勤勉に務め、会社の指令に従い、無私に奉仕します。社会においては、法律を守り、道徳を高尚に、悪事を働かず、常に善を求めます。家庭では、お年寄りを尊敬し、幼児にやさしく、近所関係も睦まじい。名誉・利益に淡泊で、人と争わない。トラブルに遭ったらまず内に向かって自分の欠点を探す。誤解されても気にしない。日常生活の中、良い人になるよう常に心かけ、絶えず自分の嫉妬心、顕示心、闘争心、歓喜心などの取り除きに努めます。

 2、心性の向上、病気治療と健康増進

  法輪大法の修煉者の多くは過去に病気を抱えていました。一部の人は病気治療のため、法輪功を始めました。法輪功の功理を理解し、求める心を取り除き、心性の修煉に専念し始めてから、心性の向上につれ、功が伸び、次元が高まり、体も浄化されました。無意識のうちに、無病の状態に至ったのです。法輪功は病気治療のためではなく、修煉のためのものですが、堅実に修煉すれば、顕著な病気治療効果が収められます。

  北京の法輪功勉強会は12731名の修煉者を対象に健康増進について調査・分析を行いました。その結果、煉功前、93.4%(11892名)の人は一種類或いは何種類かの病気にかかっていましたが、煉功することによって、病気治療の有効率は99.1%にも上った(効果あり、好転、完治などを含む)のです。その内、58.5%の6962人は完全に回復した。一人年間平均3275元の医療費用、全体では年間総額4170万元を節約しました。また北京のある勉強会が584人の学習者を対象に実施した調査によると、96.5%の人は病気の症状がなくなり、或いは著しく好転した。87.6%の人は煉功後、治療や投薬の必要がなくなった。医療費は元々の一人平均年間3500元から70元まで下がった。以上二つの調査報告によると、法輪功の修煉は修煉者に健康な体を持たせたほか、国家・個人にも多額の医療費を節約できたということが分かりました。多くの修煉者は「自分は苦しまず、親族に苦労させず、医療代を節約、社会にも貢献できた」と言いました。

 3、社会に責任感を持ち、社会に有益な人になる。

  法輪功修煉者は常に「真・善・忍」の心を持ち、他人や出来事に対して自分の心性基準をもって自分を要求します。社会に有益なことなら、名も残さず先立って働きます。社会や他人に迷惑をかけるようなことは一切しません。これこそ法輪功修煉者の境界です。

98年の災害被害者の募金運動に、多くの修煉者は一万元以上の金額を寄付したが、署名はただ「法輪功修煉者」でした。

  以上三つの面から、法輪功修煉の社会効果の素晴らしさは十分説明されました。

 1、人々に道徳の昇華をもたらし、社会の精神文明構築に大いに貢献した。

 2、人々に健康な体をもたらし、国民の健康向上に大きな意義があった。

 3、人々に社会に対する責任感を強め、社会の安定を促進した。

  要するに、法輪功は全社会の物質文明構築にも精神文明構築にも積極的な役割を果たしたのです。

三、法輪功の伝播と発展

 1、法輪功の伝播と発展

 法輪功の創始者である李洪志先生は国内の伝法活動を行った19925月から1994年末までの間、53回の講習会を開きました。その内、4分の1の13回は北京で行われ、北京は講習会が最も多く開かれた都市となり、延べ一万人が講習会に参加しました。国家の大規模な気功活動を支持するため、李洪志先生は弟子を率いて19921993年北京で開催された東方健康博覧会に参加しました。二回とも、法輪功はその効果の素晴らしさで絶賛されました。1992年の第一回博覧会で「スター功派」と称えられ、最も多くの礼状が寄せられた気功でもありました。1993年の第二回博覧会で、李先生は博覧会委員に選ばれ、三回の気功学術講演会を開きましたが、毎回人でいっぱいでした。また「特別金賞」、「人気気功師」などの名称が与えられたほか、大会の唯一の最高賞である「学際科学進歩賞」も授与されました。この一連の活動は北京で強い反響を呼び、法輪功の修煉者数は迅速に増えたのです。

 2、法輪功は緩やかな管理を行う

 法輪功は形式に拘らず、修煉を重んじます。管理機構を設けず、事務所も専任担当者もなく、組織規則、参加者名簿もありません。法輪功に参加したい人は《転法輪》を読めばよく、動作を習いたい人は煉功場にいけば、世話人や古い学習者や無償で教えてくれます。修煉は自分の意志に基づいたものです。

 法輪功の形式に捉われない形態は実はその功法によるものです。法輪功は「真・善・忍」を本に、人の心を真っ直ぐに指すもので、心性の修煉を強調し、宇宙の最高特性である「真・善・忍」に同化する功法です。心性を修煉せず動作のみを煉功する修煉は真の修煉とは認められません。修煉は自分のためですが、誰もそれを強要できません。本人に修煉の気持ちがなければ、厳しく管理しても仕方ありません。逆に、「真・善・忍」の心を持ち、法を以って師とする真の修煉者は善悪の分別をつけられるので、他人の管理を必要とせず、常に法で自己管理を行っているのです。

 3、法輪功修煉者には厳しい心性と行動要求がある。

 李洪志先生は法輪功の勉強会と修煉者に厳しい要求と規定を求めます。例えば、勉強会は専一に修煉を指導する民間組織です。経済実体や行政管理機構を一切設置してはいけない。貯金、蓄物、病気治療も認めない。誰も法輪功修煉の名義で宗教的な宣伝をしてはいけない。国家の法律をきちんと守り、国家政策法規に反する行為は法輪功功法にとって許せないものです。心性の修煉を本とし、国家政治への関与を禁じ、あらゆる政治的な紛争や活動への参与は更に禁止する。それに違反した者は法輪功の修煉者として認めない。修煉に必要な法輪功の本、資料、音声・画像テープは正常な流通ルートを通して本屋で購入し、勉強会は一切関与してはいけない。勉強会とその責任者はどんな名目であっても融資或いは寄贈を受けてはいけない、などなどです。

 各勉強会と修煉者全員は以上の規則を厳しく守ったおかげで、法輪功を良い方向に導き、更にその良好な伝播と発展につながいました。同時にこれらの規則から、法輪功は政府に対し、社会に対し、修煉者に対しても責任を持っているということが窺えます。

四、法輪功は世界各地で高い人気を呼んだ。

 現在、世界30以上の国と地域の異なる民族、異なる言語の人々が法輪功を修煉しています。一部の国家と地域の当局は正式に法輪功を認め、「法輪佛学会」という社会団体を設立しました。

 1994年8月3日、アメリカのテキサス州ヒューストン市政府は李洪志先生に「名誉市民」と「親善大使」の名を与えました。その上、李洪志先生が始めて当市で講演された1996年10月12を「ヒューストン李洪志日」と定めました。当市の市長は《公告》でこう語りました。「法輪大法は文化と種族を超越し、宇宙の真理を世界各地に広げ、東西方を分かち合う架け橋を築き上げた。李洪志先生は苦労を問わず、中国から法輪大法を海外に伝播したが、多くの人々を感銘させた。その功績は世界的に評価されている」。また、李洪志先生はヒューストン市の招聘で、国家宇宙航空センターを見学し、センターの科学者と懇談した。

 1998年9月、スイス政府からの莫大な支持により、ヨーロッパ各国の修煉者は国連ジュネ−プ事務所の「万国宮」で法輪大法修煉体験交流会を開きました。ニューヨークでは、法輪功修煉者は国連本部の広場で正々堂々と集団煉功しています。

 1999年6月25日、法輪大法のアメリカ及び全世界の人々に心身ともに健康を達成させた傑出した貢献により、米国イリノイ州とシカゴ市の三名の最高指導者は同時に李洪志先生に授賞しました。更に、この日は「イリノイ州法輪大法日」及び「シカゴ市李洪志大師日」となったのです。(注:これは市長権限内の最高賞です。)

 上述の全ては、宇宙修煉大法としての法輪功はその伝播が時空の限界を超えるものであることを語りました。現在、《転法輪》は既に十数ヶ国語に訳され世界各地で発売されています。更に、多言語でインータネット(Internet: http://www.falundafa.org/book)に掲載されています。毎年、世界各地で法輪大法修煉体験交流会は相次いで開催されていますが、世界の各民族、各種族の修煉者はそれに熱心に取り組み、圓満成就の道に励ましあい、精進しています。

一九九九年七月